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2009年7月 7日 (火)

いまさら「白夜行」

数年前に話題になった東野圭吾の「白夜行」をドラマの再放送をきっかけに、いまさらながら、原作と、ドラマ両方を読了&視聴終了。どちらも話題になったのが納得できる質の作品でした。

原作を読んでからHDDレコーダーに撮りためていたものを一気に観ましたが、この順番が正解。ドラマでは原作のラストシーンが第一回の冒頭でいきなり出てきて、そこに至るまでの主人公たちの心の動きを中心に描くというやり方になっていました。また、登場人物の関係や性格などもかなりドラマオリジナルになっています。もし、ドラマを先に観ていたら、原作の「最後までどういう結末かわからない」という面白さが半減してしまったでしょう。

ただ、これはドラマが悪いということではなく、どちらも独立した作品として満足・楽しめるものということです。原作を単純に映像化したものは、1クール(11~12回程度)で話をまとめなければいけないという制約上、なんか急いだ感じとなって、あわただしく終わってしまったり、登場人物の心の動きが描ききれず、心を引き込まれることがなかったりして、原作のよさが伝わらないという駄作になりがちなので、ある程度のアレンジは必要だと思います。このTBSの白夜行はあまりに大胆な改変で、賛否両論あるようですが、成功したほうではないかと思います。

原作のほうは、東野圭吾ワールド全開で、最初から最後まで飽きることなく楽しめる作品でした。

東野圭吾作品は基本的にはずれがなく安心して買えるのですが、「夢はトリノをかけめぐる」だけは最初の数ページで読むのをやめてしまいました。東野圭吾作品で唯一、買って後悔したものでした。

とにもかくにも、次の作品が楽しみです。

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